ふくろう通信

2002年2月Ely発

「2002 Owlnest」
-心機一転-




昨年11月から12月中旬まで続いた記録的な暖冬で森に雪はなく、ほとんどの湖はオープン、結氷せず。スノーモービル、スキー客をあてにしているリゾートのオーナー達は頭を抱え、子供達は雪なしのクリスマスかと心配顔の毎日でした。クリスマスの前々日待望の雪、ホワイトクリスマスに。さぞかしサンタクロースもやきもきしたことと。

大変個人的なキャプションをつけてしまいました、気持ちのままに。長年にわたって両の肩に乗っていた重石がやっと取れたものですから。お金の絡んだ問題。精神的な負担であったことはもとより、アウルネスト自体の活動が搦め取られ身動きがとれない状態が続いていました。これでやっと先の見通しがつけられます。具体的には、開所当初からの目的である、日本の子供、スカウト達を対象とした招聘、自然体験プログラムの為の基金設立に一歩近づきました。

今回の体験から一言。異国の地での共同事業のお話には十分ご注意を。いったん話しがこじれて訴訟沙汰にでも巻き込まれたら、これは悲劇です。民事訴訟はハッタリ、イカサマ、オトボケ、何でもありの世界。先に音を上げた方が負け。おいしい思いをするのは弁護士だけです。身から出た錆とは言え、高い授業料を払うことになってしまったドジな私の繰り言でした。

そんな訳でこのところ個人的な事情に紛れて本業がお留守に。年もあらたまった所で、心機一転次号からはアウルネスト本来の活動報告をさせて頂くつもりでおります、よろしくお願い致します。



【森の野生と保護】

ミネソタ州にはおよそ100万頭のWhite-tail Deerが生息しています。 毎年鹿狩りのシーズン中にハンター達が仕留める鹿の数は10万頭から14万頭、今年は生息数が多かった為か20万頭近くの報告が集計されたとか。そして森の生態系の頂点に君臨する約2、600頭のオオカミが補食する数が年間5万頭から6万頭。

野生の森の生態系を保護管理するDNR(Department of Natural Resources)は毎年の生息状態を調査確認して狩猟許可の頭数、種別を決定します。その為の調査手段の一つがこの鹿君の首につけられた発信機。ご当人にとってはなんとも迷惑な話と同情しますが、仲間の為と我慢しているようです。もう一つは補食の後。蹄の先一つが残るだけ、と言う程に完食するのですが、なぜかかなり多くの骨が残っていました。食事中なにか邪魔が入ったのでしょう。かわいそうな光景ですがこれが野生の森のdaily life。この数日後同じ所でオオカミ2頭を見かけました。日中出くわすことは稀なのですが。一歩小屋を出ると野生の森です。

【冬の訪れスナップ】




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