d ふくろう通信


ふくろう通信

2006年 10月 Heda発

ムジナ騒動
-彼等のテリトリーを侵したのは私達-



賑わった海の家もとうに店仕舞い、赤トンボが群れ飛び、夜にはコオロギの大合唱。なんとか苦手な日本の夏を乗り切ることが出来てホットしています。汗みずくになる野良仕事の後の行水、スタンドからタンクでえっちら運んでくる温泉を一杯に張った露天風呂にと、我が家の生簀転用風呂桶は大活躍でした。ELYからの客人もご満悦でした。ハンモックはぶんぶん飛び回るハチが気になってゆっくりお昼寝という訳にはいきませんでしたが。




ホットしているのにはもう一つ訳があります。この二ヶ月夜な夜な現れていたるところをボコボコにするムジナとの戦いが一時休戦に。このところクマが人里に現れて農作物、住民への被害、事故が増加している報道を耳にします。ここ伊豆もクマの被害こそ聞きませんが、イノシシ、シカからサルに至るまで動物との被害確執にはみなさん頭を抱えるばかりです。もともと動物達の生活圏に私達人間が入り込んでいる訳で、彼等にとっても迷惑な話しかもしれません。

家の建築中にも気付いていたのですが、ここはどうやら「地バチ」のコロニーだったようです。7-8月、彼等の活動最盛期にはブンブンという羽音で波の音もかき消されてしまう程です。何万何十万というハチが地面に巣穴を掘り、子供を育てます。そう、ハチの子です。人間も山中を駈けて探し求める程その味は美味とか。当然動物達にとってもご馳走、貴重なタンパク源なのでしょう。8月になってハチの子を求めて地面が掘り返されてボコボコになる被害が。当初は「さては、イノシシ」と慌てて掘り返された周辺、隣の森からの獣道に妨イノシシネット、柵を。ところが一向に止まないばかりか、その被害は増えるばかり、崖は崩れ、せっかく植えた芝桜もずたずたに。掘られた穴は肘がすっぽり入ってしまう程の深さ。それではと屋外灯をつけ不寝番をすることに。夜半にひょっこりトボケた顔を見せたのはタヌキのような小動物が二匹、さっそくネットで検索、そこで犯人が「アナグマ(ムジナ)」と判明!それからムジナとの化かし合いならぬバトルが始まりました。脅かせばあきらめるかと「パチンコ」で小石を当てても全く知らん顔、しまいにこちらがあきらめて灯りを消すとご登場、学習していました。寝不足も手伝ってムジナに弄ばれる毎日にぐったり。犬を飼っている家の周辺はイノシシも敬遠するようだ、と聞けば、「番犬を!」と真剣に考える程に。

ところが9月中旬用事で出掛けたElyから、「今度こそ」とばかり、生け捕り罠と仕掛け罠を抱えて戻ってくるとピタッと姿を現さなくなり、被害も止まってしまいました。まさか「生け捕りはごめん蒙ります」という訳ではないでしょう。季節も変わり目、もっと美味しい餌場を見つけたか、相方を見つけて移動したのか、理由は分かりませんがホットしています、この休戦状態に。今は「元を断たなきゃダメ」と、ハチの子が巣立てないようにシートで地表を覆い、斜面には芝を張り、と来年の戦いに備えています。

この夏、孫のお供でハワイに行ったカミさん、入国検査で引っ掛かってグリーンカードを取り上げられてしまいました。ますますアメリカのテロパラノイアはエスカレートしているようです。確かに今の私達は永住権を必要としている立場にはないわけですが、これまではある程度の融通は利かせてくれたものでした。そんなこともあっていつ自分の番になるかも知れないと考えて、急きょElyに残した残務を整理することに。9/9-17までの急ぎ旅、ムジナ君のことも気になったので。地上の雑音には関係なくElyの空気は変らず澄んでいました、夜はもう氷点下、紅葉が始まっていました。そして知りませんでした、国際線のエコノミークラスでのアルコールが有料になったこと。今年の二月頃から一斉にとのこと、<コスト削減、泥酔による迷惑行為の防止、手間軽減>一石三鳥。でもなんともせちがらい。


【トピックス】







【ELY2006秋】









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